朴 一 南

PARK. IL-NAM

 

■■ DATA C.V.

 

近年の主な個展

 

2024 ◼ citygallery2320(神戸) 会場風景

2023 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

2019 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

2017 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

 ◼ 芦屋画廊kyoto(京都)

2015 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

2014 ◼ 芦屋画廊(芦屋)

 ◼ ギャラリー素(京都)

2013 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

2012 ◼ 芦屋画廊(芦屋)

2011 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

2010 ◼ 芦屋画廊(芦屋)

2009 ◼ ギャラリーほりかわ(神戸)

2008 ◼ 同時代ギャラリー(京都)

 ◼ 芦屋画廊(芦屋)

 ◼ 同時代コラージュ(京都)

2007 ◼ ギャラリーほりかわ(神戸)

2006 ◼ ギャラリ-あじさい(神戸)

 ◼ 芦屋画廊(芦屋)

2005 ◼ 中井三成堂(姫路)

2004 ◼ ア-トスペ-スK・ギャラリ-NAW共同企画(大阪)

2003 ◼ 芦屋画廊(芦屋)

2002 ◼ ア-トスペ-ス虹(京都)

 ◼ ア-トスペ-スK(大阪)

 ◼ ギャラリ-NAW (大阪)

1998 ◼ トアロ-ド画廊(神戸)

1997 ◼ ギャラリ-ミウラ(神戸)

 ◼ ぎゃるり しらの (東京)

 

 

近年の主なグループ展

 

2018 ◼ 2018 Word Korean Grand Art Festival ( 芸術の殿堂ハンガラン・韓国 )

◼ KoreanDiaspora 離散を越えて( 慶畿道美術館・ 韓国 )

2017 ◼ Diaspora「世紀の越えて」( 慶南道立美術館・ 韓国 )

2015 ◼ 解放70周年記念「ディアスポラの船」( アンドン芸術の殿堂・ 韓国 )

2009 ◼ Korean Diaspora Artists in Asia( 国立現代美術館・ 韓国 )

2008 ◼ -絵画-平面を巡る思考×4( ギャラリー開・ 神戸 )

2005 ◼ NeoVesselAREUM 04-05 EXHIBITION( New York〜ソウル )

2004 ◼ Neo Vessel AREUM 04-05展( 京都市美術館 )  

2002 ◼ KIAF-韓国国際ア-トフェア2002( 釜山・韓国 )

 ◼ 第 4 回 光州ビエンナ-レ ( 光州ビエンナ-レ館・ 韓国 )

 ◼ 2002アルン展 ―在日コリアン美術を起点にしてー( 京都市美術館 )

2001 ◼ Piece For Peace 2001( 原爆の図丸木美術館 )

 ◼ 第53回 沖展 招待出品( 沖縄 )  

2000 ◼ 第3回光州ビエンナ-レ記念 在日の人権展( 光州市美術館・ 韓国 ) 

1999 ◼ 在日韓国朝鮮現代作家美術展( 宝塚市 )

 ◼ アルン展-在日コリアン美術展( 京都市美術館 )

1998 ◼ 在日KOREAN 美術展( 福岡市美術館 )

1993 ◼ KOREA統一美術展( 東京セントラル美術館〜大阪現美センター )

1992 ◼ JARAビエンナ-レ展( 東京都美術館 )

 

 

 

線は、垂直線や水平線そして対角線などがらありますが、朴一南の線は遊糸線とでもいうべきでしょうか。一つの色で描き出されていますが、そこには、ある秩序を持って装飾された姿があります。

 

朴一南の線は宇宙の森羅万象を表したものだといいます。「良いことも悪いこともすべてどこかで繋がっている」という意味を込めたのだといいます。その根本的な要素となるのは紐のように伸びる線で、方向や動きを規則的に定めことで、観察する目に諸形態の意味を教えます。朴一南の絵は決して美しい静かな存在ではなく、眼を活発に動かせて、図形や構造を把握させます。「Line」と名付けられたシリーズは、漢字の高度に集中化された記号形態のように、単に抽象的な概念をだけでなく、内容が豊富で、線の均整の取れた生命力の高まりとして訴えかけるものがあります。

 

朴一南の形態を描く表現と文字の表現は、互いに異なりますが、世界の見え方を明らかにしている点で一致しないところがない訳ではありません。例えば巨石時代の岩壁に描かれた十字架が、手を広げて直立する人間を表しているように、朴の「人」も人間が生きていくために身につけた集団生活に相通じています。同じように文字は、線が作る形態に導かれて、観察者は含まれる意味を読むことができるのです。そして朴一南の線と文字の線は象徴的な表現においても重要な価値を持っていて、目標とする思想や感情を形作り、表現して伝えることで一致しています。

 

人間が線に導かれてイメージを膨らませるのは原始的に備わった根本的な性格です。精神を宿さない肉体は人間ではないように、線も意味を示す内容があってこそ価値があります。もちろん朴一南の線のそれ自体は筆の振る舞いですが、そこに輪郭を与え、言語に近い性格が与えられることで、有効な自然対象の再構成となります。朴一南の線は現実を概念に置き換えるためになくてはならない等価物です。

 

4月4日から始まる「何を描くかは線次第」は、さまざまな線の形成や発達というタテの関係だけではなく、そこからはみだすヨコの分布で線の表現を多角的に紹介しようとするものです。

 

HOKUBU絵画記念館 2024年企画展の文章 

 

 

 

 

 

朴一南,park.il-nam,

心象ー思考ー23-05

 

 

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14-08 LINE - 間 - 

 

 

朴一南,park.il-nam,

心象ー思考ー 23 - 10

 

 

朴一南,park.il-nam,

LINE - ハンナラ -

 

 

朴一南,park.il-nam,

心象ー思考ー 23 - 06

 

 
 

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